編集の仕事で作られる出版物|原稿を素敵にコーディネートする仕事

カラーチャート

DTPで見た目を整える

本

出版社における編集の仕事は、原稿のチェックを終了し次第、印刷所に引き渡すためにDTPによるデータの作成を行います。DTPとは、パソコンに原稿のデータを流し込み、印刷を行なえる状態に調節する作業を指して言われます。一昔前は印刷所にいるDTPオペレーターにこうした原稿を渡し、調整を依頼していたものですが、近年のパソコンの発達により、編集でもこうしたDTPによる作業を担当するようになったのです。専門的なパソコンは必要とはせず、マッキントッシュやウィンドウズといった、一般的なOSで作成することができます。編集さんがこうしたDTPを作成するようになった背景として、出版物の調節において間違いなないかを確認できるという点があります。きちんとデータに指示を記載したとしても、原稿についてどのようなものかを印刷所の人は詳しく把握していないので、なんらかの指示の読み違えやミスが出る場合もあるのです。きちんと原稿に関して理解があり、出版社の規格に沿った印刷物を作成するため、編集さんがDTPを行なう場合が多くあります。

DTPの作業では、原稿に書かれている文字の大きさや書体などの調節、さらにはカラー印刷を行なう場合に色を決めることや、画像の貼り付ける位置、大きさなどを綿密に決めます。書面におけるレイアウトを一手に引き受けるのがこのDTPであり、DTPによって出版する印刷物のイメージが決まると言っても過言ではないのです。雑誌であれば他の原稿とのバランスを調節し、一冊の本として出版するのであれば、読み手側の視点から興味をもたれやすいか、または読み進める上で余計なストレスがかからないかといった点に注意しながら作成しなければなりません。こうしたDTPによる作業が終了した後、下版を印刷し、印刷会社が下版を元にたくさんの部数を印刷するのです。こうした編集の求人に応募することで、数多くの作業をこなし、やりがいをもってさまざまな印刷物を世に送り出せるでしょう。